【書籍】岩沼市史第11巻　『特別編Ⅲ　震災』発刊　編さん　担当：木村敏明教授

2022年7月22日

本拠点の災害人文学領域長・木村敏明教授は、宮城県岩沼市の市史編さん部会長を務めてきた。そして、県内初となる東日本大震災に特化した自治体史を発刊された。当市史には、震災時のラジオ放送の音声や写真、動画を盛り込んだＤＶＤと地図の付録も含まれるなど、これまでの自治体史と比べて異色な内容となっている。木村教授自ら聞き手となり、復興にたずさわった３１人へのインタビューをまとめたパートが、「未来への提言」である。震災時の市長や、消防、警察など発災時の対応や苦悩についての語りとともに、震災以前の人びとの営みや地域活動が、復興過程においてどのように関連していったのかなど、岩沼の人びとの生の声が記録として掲載されている。
この取り組みについては、河北新報７月２５日付けの記事でも紹介された。