研究拠点の目標
災害科学の創成と体系化
災害対応サイクル理論を適用することで4つの科学分野を融合させ、学内での学際連携を基盤とした「災害科学」の学問研究領域を創成する。さらに、APRU組織などで始まりつつある災害科学研究ネットワークを発展させ、国際共同研究の強化や国際学術会議の開催を通じて「災害科学」の体系化を図り、世界をリードする国際的なジャーナルを創刊する。国際社会での防災・減災への貢献および人材育成
国連開発計画と連携して設立した災害統計グローバルセンター等の活動を通じ、世界各地の防災・減災への現状を把握した上で、世界の防災能力の向上に貢献する。さらに、世界防災フォーラム等で国連機関や国際社会と議論し,数値指標による評価を通じたレジリエンス社会の構築を先導する。同時に、世界各地域に適した防災対策の実践や災害時に臨機応変に対応できる高度専門人材の育成を担う。災害科学の新しいロゴ
世界トップレベル研究拠点 災害科学
文理融合・学際研究を通して 災害科学を新たなディシプリンとして学術的に確立
国際機関と連携した災害科学の成果発信
- 「世界防災フォーラム」や国連開発計画(UNDP)と連携した
- 「災害統計グローバルセンター(2015年本学設置)」を活用
真にレジリエントな社会の創造を先導
エッセンス
- 1
- 世界で唯一、大震災を経験した総合大学としての卓越した研究成果を広く世界に発信。
- 2
- 4つの学術分野(人間科学系、社会科学系、実践科学系、自然科学系)を融合させた新たな学際研究領域をとして、「災害科学」を世界に先駆けて開拓。
- 3
- 災害対応サイクル理論をベースにする。
研究力強化 世界トップレベル研究拠点の形成 災害科学
参画部局
- 環境科学研究科
- http://www.kankyo.tohoku.ac.jp/
- 加齢医学研究科
- http://www.idac.tohoku.ac.jp/
- 災害科学国際研究所
- http://irides.tohoku.ac.jp/
- 東北アジア研究センター
- http://www.cneas.tohoku.ac.jp/
海外連携
- ハーバード大学(米)
- ハワイ大学(米)
- カリフォルニア州立大学(米)
- ロンドン大学(英)
- シンガポール国立大学(新)
- DLR(独)
- インドネシア大学
計画概要
- 激甚化する自然災害に対して国際社会を守る災害科学の学問領域を創成
-
- 中核研究所・研究科を連携させ、東日本大震災で得られた知見を体系化
- 災害対応サイクル理論を適用し、4つの科学分野を融合させた学際研究領域を開拓
- 国際共同研究の実施及び国際学術会議の開催を通じて、災害科学の学問領域を創成し、学際連携基盤に国際的なジャーナルを創刊
- 先端科学技術を駆使した学際的・実践的科学の融合
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- 低頻度最大災害のメカニズム解明と予測技術の開発
- グローバル観測ネットワークの構築(新しいビッグデータ)とリアルタイム予測情報の高精度化および社会ニーズに即した提供
- マルチ被害モデルの提案と被害予測の高精度化
- 災害医学・心理学・脳科学による新しい生存モデル提案
- 世界防災フォーラムなど通じて、国連などの関係機関との議論、数値評価を通じたレジリエンス社会構築を先導
- 災害科学ネットワーク研究拠点の形成・人材育成(期待される成果)
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- APRU組織などを強化した災害科学研究ネットワーク研究拠点
- 災害統計グローバルセンターの発展
- 震災アーカイブ「みちのく震録伝」の拡充