第8回東北大学災害科学研究拠点セミナー 兼 第21回災害科学国際研究所「災害と健康」学際研究推進セミナー
2019年4月06日

『熊本地震における災害時保健医療活動を経験して〜マネジメント体制、支援と受援の在り方を考える〜』
大規模災害時における保健医療対策として,「医療提供体制の再構築」,「保健予防活動」,「生活環境衛生対策」の3つが挙げられます。これら3つの対策の基本は,平時の保健所業務と同じですが,災害という非常事態においては,組織体制,情報の流れ,支援者の受け入れなど,平時と比べて,周りの環境が大きく異なる点が,混乱を招く要因となります。
熊本地震時に,阿蘇保健所管内では,本震4日後に「阿蘇地区保健医療復興連絡会議(Aso Disaster Recovery Organization:ADRO)」を立ち上げ,支援者とともに阿蘇管内一体となって二次的健康被害の予防に努めました。本震後からの阿蘇保健所の動き,そしてADRO の立ち上げとその活動について,ご報告いただくとともに,災害時におけるマネジメント体制,支援と受援の在り方を考えたいと思います。
様々なお立場の方々にご参加いただき,多様な意見交換の場となる事を期待しております。
日時
2019年5月29日(水)18:00〜19:30
講師:服部 希世子先生(熊本県天草広域本部保健福祉環境部 部長,熊本県天草保健所長,前熊本県阿蘇保健所長)
主催:災害科学 世界トップレベル研究拠点、「災害と健康」プロジェクトユニット
リンク
災害と健康プロジェクトユニット