シンポジウム「東日本大震災7周年シンポジウム-地域社会に開かれた災害研を目指して-」
2018年2月11日

東日本大震災の発生から7年を迎えるにあたり、東北大学災害科学国際研究所ではシンポジウムを開催したします。
今回のシンポジウムでは、被災地の「いま」を共有するとともに、災害研の若手研究者による最新の研究成果を発信します。また、被災地において残された課題や新しい課題の解決に向けた災害研の役割について議論します。さまざまな分野のパネリストから震災復興に関する地域ニーズを発表いただき、今後の実践的研究と社会実装に反映させ、よりいっそう地域社会に開かれた研究所を目指します。
シンポジウムへの皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。
プログラム
■ 開会挨拶 (13:00~)
今村 文彦 (東北大学 災害科学国際研究所 所長)
■ 第1部:招待講演 (13:10~14:00)
「被災地に求められる震災伝承と防災発信、研究の方向性 ~災害研との関わりの中から見えてきたこと~」
武田 真一 (河北新報社 防災・教育室 室長)
<休憩> (14:00~14:10)
■ 第2部:災害研若手研究者による実践的防災学の最新の成果報告 (14:10~15:10)
「内陸直下型の地震を引き起こす活断層とその地下構造~仙台平野南部において新たに明らかになった伏在活断層~」
岡田 真介 (ハザード評価プロジェクトユニット 助教)
「震災伝承の実践的防災学:科学的検証と実践支援」
佐藤 翔輔 (被害予測と軽減プロジェクトユニット 准教授)
※各報告 15分(12分発表、3分質疑応答)
<黙とう>
「より迅速に、確実に災害時の「健康」と向き合うために~東北大学病院BCP策定へのステップ~」
佐々木 宏之 (災害と健康プロジェクトユニット 助教)
「人間中心の住宅復興に必要なこと:日本とアメリカの住宅復興事例から」
マリ エリザベス (減災・復興デザインプロジェクトユニット 助教)
<休憩> (15:10~15:20)
■ 第3部:パネルディスカッション (15:20~16:50)
「震災復興のこれまでとこれから、そして災害研への期待」
コーディネータ:丸谷 浩明(災害科学国際研究所 所長補佐、総合減災プロジェクトエリア長)
パ ネ リ ス ト :三宅 諭(岩手大学 農学部 准教授) / 臂 徹(株式会社キャッセン大船渡 取締役) / 阿部 紀代子(鰻割烹 八幡家 女将)/ 武田 真一(河北新報社 防災・教育室 室長)/ 越智 小枝(東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 講師)
■ 閉会挨拶 (16:50~)
伊藤 潔 (東北大学 災害科学国際研究所 副研究所長)